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2010年05月20日
朝日新聞 編集者発 隔月刊・BISES「【緑の教室】動き広がる」

ドイツ東部のザクセン州では、スクールガーデン活動が大変活発に行われている。今年は、小、中、高校を対象としたコンテストが開かれた。これは3年がかりで行うもので、今年は約140校がエントリー。ガーデンに関する様々なアイデアを競い合った。
このスクールガーデン活動には、食べられる物を育てる、小動物を飼うなどの初歩的なものから、メドウ(花咲く野原)をつくる、ビオトープをつくる、収穫物を販売するといったものまで、すべてが含まれる。そして子どもたちは両親をはじめ、植物園の職員や地元のガーデンクラブなどから専門的なアドバイスを受けながら活動を進めることになっている。いわば地域社会の知恵と力も借りた総合的な自然教育なのだ。

日本でも今、こうした「緑の教室」が全国に増えつつある。私が先日、あるお母さんから聞いたのは、多摩地区のある保育園では、園児たちに芝生張りを体験させているという話。
芝生は張ってしまえばそれで終わりではない。だんだんきれいな緑色になっていくし、やがて雑草も生えてくる。乾燥が続いたら水やりをする必要もある。芝生張りをした園児たちはすべてのプロセスを目にすることになる。

子どもたちに朝顔を植えさせるという試みは、昔から多くの学校で行われてきたが、それも植えた後の朝顔の様子を観察することに大きな意味があったからだ。
17日付本紙朝刊には里山での青空保育の話が出ていた。「ビズ」でも、緑の教室の多彩な取り組みをぜひ紹介していきたいと思う。
(編集長・八木波奈子)
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