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ビズ・フレンド

インタビュー

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インタビュー No.005 上野悦子 様
私にとってビズは教科書以上の存在かも
しれないですね。
インタビュー No.005上野悦子 様
上野さんにとって「ガーデニング誌 ビズ」とは
もうビズを定期購読し始めてから100冊くらいになりますね。
教科書のようなものというか教科書以上の存在かもしれないですね。
今でも、本当に隔月なので次の号が出るのを本当に楽しみにしています。
最初の頃と全く変わらない気持ちで今でも毎回新鮮な気持ちで読んでいます。

上野さんの「ガーデニング誌 ビズ」との出会いは
もともとウチは生産農家と畜産をしていたんですが、ガーデンをはじめる前から農村の景観というのを凄く意識していたんです。
常に景観を意識しながら、風景の一部として農村が綺麗に見えるように、家の近くの川の橋の上から、いつも眺めていて、あそこに樹があったらいいな、花があったらいいなといつも空想に浸っていたんです。
昔は牛も飼っていたので牧柵も白いペンキをまわして常に綺麗に見えるように意識していたんです。
そんな想いが強い中でたまたま、ビズに出会ったんです。
気持ちが一気に高ぶって、主人とも意見が合い、やってやろうじゃないか!
と農業をやりながら、ドンドン・ドンドン綺麗にしていったんです。
 

畜産は、もう辞めてしまったんですが、元々畜産で使っていた古い古い建物をうまく利用して、古いレンガ造りの建物を改造して庭にとりこんでみたり、元々たい肥場だったところがお花畑に変わったりとしていきました。

農村の風景を楽しみながら、古い建物も楽しみながら、お花も楽しみながら庭造りをしていきました。
家族で夜中まで、あ〜しようこ〜しようと相談しながら本気でやっていました。
そして本気でものごとに取り組むと本気で助けてくれる方々がでてくるんですね。
とにかく、本気で美しい庭や景観をつくろうと思っていたら、結果としてビジネス(上野ファーム)になったんですね。

元々が農家ですから、本気で生産していますからね。全国の農家の方はみんなそうだと思いますけど、皆さん胃が痛くなるまで考えて悩んで生産していますから、畑を耕すのと同じように庭造りも本気で取り組んでいました。

ビズを読む立場からビズに出る立場に変わって・・・
ビズに出させていただくとか、ビズに関わるなんて事は、本当に雲の上の出来事というか、最初に八木編集長にお会いしたときも、緊張・緊張・緊張で大変でした。
今は、八木さんも北海道出身ということもあるのか、あまり深くお話をした事はないですが、多くを語らなくても通じ合えるというか、同じような想いを共有できる方なのかなと安心したホッとした気分になります。

またビズには薔薇の綺麗な写真がたくさん載るんですよね。でもここ旭川では薔薇はなかなか育たなかったりするんですよね。だから、薔薇に力を入れないで、草花が自然に綺麗にみえるようにしようねってしていって、ビズの取材に備えたんです。

薔薇はとても魅力的で魔法のような花ですし実際に薔薇が好きな方って本当に多いんですね。
だけども、他の草花達も花の立場になればみんな一緒のはずなんですね。
他の草花にとっては迷惑な話なのかもしれませんね。
どこが私たちとそんなに違うんだろうって草花たちが囁いているような気がしますね。
薔薇ばっかり特別扱いはしないでよ!みたいなね。

野草を取り入れた庭造りについて
草原の中に咲く、たった一輪の花みたいな、野草に魅力を感じるんですね。
元々、幼い頃、開拓の子供だったので、春になったら「エゾエンゴサク」「水芭蕉」なんかが一面に咲くところに住んでいたんですね。それが当たり前のような世界に住んでいたので、そうした草花も取り入れてるんです。またそうした野草が凄く園芸をひきたててくれるんですね。野草をとりいれるだけで、花々が何とも穏やかな表情をみせてくれるんですね。

また野草に詳しい方も沢山いらっしゃるので、そういうおじいちゃまにお近づきになって、いろいろと教えて頂いています。これは食べれるんだとか、これは薬になんるだとかね。将来、薬草ガーデンなんかつくっても面白いのかななんて思っています。

若い方のガーデンへの興味度はどうですか
若い方、中年の方、ご高齢の方とまったくかたよりはないと思いますね。
ウチは、小さな小動物(ウサギやアヒル)がウロウロ、放し飼いで歩いていて、小さなお子さんに人気ですし。花、花、花というより、景観というか空間というか、自然の中にとけ込めるという空間を皆さん求めているんじゃないかなと思います。

やはり老若男女問わず、景観が綺麗だったり自然と戯れるのが本能としてあるんだと思います。
ウチは30代の方が多いですよ!

上野悦子Ueno Etsuko

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