編集部ブログ

ガーデンツーリズム体験ツアー報告!!
「宮崎花旅365」には花好きたちの笑顔がいっぱい。
南国ムードあふれる異国的な花風景を楽しもう。

「宮崎花旅365」

宮崎の大地をこよなく愛した観光宮崎の父、岩切章太郎さんはガーデンづくりのポリシーに「自然の美、人工の美、人情の美」をあげました。そうして作り出された美しい観光地を巡る旅です。花とガーデンと、素晴らしい風景が堪能できます。


ガーデンツーリズム体験ツアー報告「宮崎花旅365」

※各写真は、1クリックで写真が拡大し、キャプションが出ます。

11月7日「宮崎花旅365」No.1

フローランテ宮崎
広ーい芝生に鮮やかな花々、異国的なワシントニアパームが眼前に広がります。市民のコミュニティガーデン活動の拠点にもなっていて、充実した施設。開放的な気分になれます。
宮崎では43階建てのシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートに宿泊するのもお勧めです。食事も良いし、おもてなしの工夫も盛りだくさん。観光に徹したエンターテイメントは、非日常を満喫できます。

11月9日「宮崎花旅365」No.2

宮崎ブーゲンビリア空港と宮交ボタニックガーデン青島
宮崎のガーデンツーリズムは空路ならこの空港から始まります。多分、世界でも類を見ないブーゲンビリアの温室を併設する、その名も「宮崎ブーゲンビリア空港」。ここでは、冬を除き南国を象徴するブーゲンビリアが花咲いています。今年完成した幅21メートルの壮大な日向神話のステンドグラスも見所。作者は藤城清治さんです。
空港から車で少し行ったところにある宮交ボタニックガーデン青島では、マンゴーや何種類ものバナナが見られます。マンゴーのスムージーもgood!

11月10日 「宮崎花旅365」番外編

一心鮨 光洋
雑木の庭を持つ趣あるお鮨屋へ招かれました。作庭家・久富正哉ご夫妻と久々の再会。カウンター席に座り一枚ガラス越しに眺める夜の庭のパノラマ。品格とはこういうものかと思う。東京からももちろん、県外からこの店を目的にやってくるお客さんがいるそうです。鮨職人・空久保晴義さんの包丁さばきに見とれる。宮崎の文化は奥が知れない。
久富さんはビズ・ガーデン大賞で何度も受賞しているガーデンデザイナー。JAGのメンバーでもあります。「八木さんにこの庭を見て欲しかった」、嬉しい言葉をかけてもらいました。

11月11日「宮崎花旅365」No.3

英国式庭園
1997年に開かれた都市緑化宮崎フェアの時に作られたガーデンと建物です。デザインは英国のロビン・ウィリアムさん。もう20年も宮崎市の人々に愛されてきたところで、建物内にはカフェもあり、素敵な憩いの場所に。ガーデンツーリズムのコースになっています。

11月11日「宮崎花旅365」No.4

宮崎市平和台公園 平和の塔
何十段もの石段を登った上にこの塔はあった。圧倒的な高さは37メートル、天に向かってそびえている。稀有壮大、古代遺跡のそばに立つような、エネルギーが伝わってくる。日本人の血にもこういう造形を創りだす、尋常ならざるパワーがあったのか? 作者は日名子実三(ひなごじつぞう)という彫刻家、初めて聞く名前だった。まるで実感の湧かない不思議な創造物という印象は、厳室入口の青銅扉を見た瞬間ガラリと変わった。神武天皇の東征神話をテーマにした青銅の大レリーフは、モダンアートとして私の目に飛び込んできた。すごい。
塔に刻まれた八紘一宇の文字は、日本書紀にある言葉で、哲学者の梅原猛さんの著書「天皇家の”ふるさと” 日向をゆく」に解説がある。
“ この言葉、元来は「人類は一家、みな兄弟」といった意味だが、戦中は全世界の天皇支配を示すスローガン的役割を果たした” とある。1940年、太平洋戦争勃発の直前に建設された記念碑だった。

11月12日「宮崎花旅365」No.5

宮崎観光を担う人たち
宮崎空港ビル株式会社の常務取締役の方に歌人がいます。著書「青の国を旅しよう」は大変ユニークな視点で書かれた宮崎のガイドブックですが、その中で、”歌で伝える”という章があります。

郷土の歌人、若山牧水を歌って、一首

牧水の歌を詠みつつ飲みゆけば 二人で語らう夢の心地す


きんかんの実れる畑に降りそそぐ 美郷の丘の春のお日さま
あったかくて懐かしい、大坪篤史さんの人柄が伝わってきます。
もうお一人は、フローランテ宮崎の園長さん・横井吉隆さんです。手作りがプロの領域に達していて、園内のショップには、ここの庭で収穫した小さな木の葉や実を使った可愛いピアスを販売しています。私もお土産にいただきました。
そしてフローランテ宮崎の館内には、花暦365日が展示されていました。花の写真と名前、そして、花言葉を添えて。ちなみに、私の誕生花はジンジャー、花言葉は豊かな心だそうです。「宮崎花旅365」のタイトルはここから生まれたのだとか。

宮崎花旅365
事務局:花ボラネットみやざき協議会 宮崎市鶴島2丁目9-6みやざきNPOハウスNPO法人宮崎文化本舗内
電話:0985-60-3911
E-mail : hanavolu@gmail.com