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ガーデンチャリティプロジェクト一覧REPORT
岩手県・陸前高田 奇跡の丘プロジェクト
誰もが不可能と思った大プロジェクトが、花の力で奇跡のような結果を見ることができました。岩手県陸前高田のガレキに覆われた斜面地2500坪が、一面花咲く野原へと生まれ変わったのです。そこには、延べ人数2000人に達したボランティアの熱意と、数多くの資材提供会社の支え、そして全国からの支援金がこの夢のプロジェクトを押し進めました。全体計画の指揮をとった二宮孝嗣さんと被災者である吉田正子さんが現場で核となり、全国から集まってくれたボランティアにプロジェクトの目標地点を明確に語り続け、参加した皆さんの心をひとつにまとめました。例年になく寒く長い冬も、6月には開花を迎え大きな喜びへと変わりました。「3.11 ガーデンチャリティ」が企画し、母体であるガーデニング誌 BISES(ビズ)を通じて「奇跡の丘」450日の記録として全国に向け発表されました。
「奇跡の丘プロジェクト」 ディレクター&制作者 二宮孝嗣
ガーデンデザイナー、樹木医。
静岡大学農学部園芸学科を卒業、その後、千葉大学園芸学部大学院修了。
長野県飯田市でセイセイナーセリーを経営、代表を務める。
1996年、英国のチェルシーフラワーショー・ガーデン部門にて、ホンダの「TEA GARDEN」で、日本人初のゴールドメダルを受賞。その後、エラズリー、メルボルン各ガーデンショーでもゴールドメダルを受賞し、世界初となる3冠を達成。

地元飯田市では、子どもたちの「わんぱく冒険隊」を作り、“隊長”として自然教育にも熱心に取り組んでいる。
東日本大震災後の復興支援では、BISES編集部とタッグを組み、岩手県の陸前高田をはじめ、プロジェクト推進のディレクター&制作者として活躍した。
著書にロングセラーの「美しい花言葉・花図鑑」(ナツメ社)がある。
「奇跡の丘プロジェクト」カメラマン 植原 直樹 氏
堆肥入れ・石拾い
地ならし
種まき