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BISESとは

ビズの歴史 1993年



『モネの庭』

創刊号から'92年冬号まで表紙はスペインの画家マネル・アノロの作品でした。しかし、'93年の早春号からは表紙がイギリスのガーデンフォトグラファー、アンドリュー・ローソンの写真に変わりました。そして、この号には『モネが作ったジベルニーの庭』という特集を掲載しました。編集部の自信作でした。というのも、この特集は印象派の画家モネが有名な「睡蓮」のシリーズを描いた庭を、日本で初めて、カラー写真で徹底的に紹介したものだったからです。

『悲しいパーティ』

でも、当時はまだ発行部数が激減中。危機が続いていました。編集部は早春号が発売された後、ささやかなパーティを開き、「ワタシたち、凄いことやったわよね」「でも、BISESはもう終わりよね」と語り合いました。大きな達成感があるのに、なんだかとても悲しいパーティでした。

『突然の熱烈エール』

ところがです。その悲しいパーティを開いた翌朝から、編集部には読者からの熱烈なエールが届き始めたのです。モネの庭の特集は9回裏ツーアウトからの逆転満塁ホームランになったのです。BISESの新たな歴史がそのときから始まりました。

『それはとても簡単なこと』

アンドリュー・ローソンとジェリー・ハーパー。この二人のガーデンフォトグラファーを私たちに紹介してくれたのは英ナショナルトラストのフィルムライブラリーに勤務している女性でした。編集部は後に「なぜ、アンドリューとジェリーを紹介してくれたの?」と彼女に聞いてみました。すると、その若い女性は答えました。「あら、それはとても簡単なことよ。彼らがベストワンとベストツーだったんですもの」。二人の写真は12年たった今もBISESの誌面を美しく飾ってくれています。

『初の海外取材』

'93年冬号には『ニュージーランド庭紀行 ティトキ・ポイントを訪ねる』という特集を掲載しました。当時、ニュージーランドの庭文化は日本ではほとんど知られておらず、ニュージーランド政府観光局によると「日本の雑誌でコンタクトをとってきたのはBISESが初めて」でした。BISESにとっても、これが初の海外取材でした。

BISESの歴史

1992年
『創刊』BISESは1992年5月、婦人生活社発行のインテリア誌『私の部屋』のリニューアル誌として創刊されました。誌名はBISESと書いて『私の部屋ビズ』と呼びました。 [ 続きを読む ]
1993年
モネの庭』創刊号から'92年冬号まで表紙はスペインの画家マネル・アノロの作品でした。しかし、'93年の早春号からは表紙がイギリスのガーデンフォトグラファー、アンドリュー・ローソンの写真に変わりました。 [ 続きを読む ]
1994年
『シシングハーストのホワイトガーデン』イギリスでもいちばん美しいといわれているシシングハースト・カースルの庭を大々的に紹介したのは'94年の早春号でした。もちろん、大好評でした。 [ 続きを読む ]

1995年
『チャールズ皇太子の庭』BISESの歴史の中でも記念碑的な1冊が'95年の早春号です。『チャールズ皇太子の庭』という大特集が皇太子ご自身の同意を得て、この号に掲載されました。 [ 続きを読む ]
1996年
『ヘッセを読もう』'96年盛夏号の『庭仕事は瞑想である ヘルマン・ヘッセ、もうひとつの顔』は、『庭仕事の愉しみ』(岡田朝雄訳)というヘッセのエッセイ集を出版しようとしていた草思社との同時進行企画でした。
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1997年
『BISESガーデン大賞』第1回BISESガーデン大賞の募集を発表したのは'96年冬号。それに対して、応募はなんと全国から988通。いずれも水準が高く、グランプリを選ぶのに苦労しました。 [ 続きを読む ]
1998年
『常寂光寺の紅葉』'97年11月、創刊以来、数々の傑作写真で私たちを興奮させてくれたアンドリュー・ローソンが初めて来日しました。「日本の庭を撮りたい」という彼を編集部は京都の常寂光寺に案内しました。 [ 続きを読む ]

1999年
『生まれ変わったBISES』新生BISESは、まず'99年5月に『緑と握手する家』という創刊準備号を発行。続いて7月には創刊号をナチュラリストの生活誌として発行しました。 [ 続きを読む ]
2000年
『タイム「マガジン大賞」受賞』'00年3月、BISESは予想もしていなかった賞をいただくことになりました。米タイム・グループのマガジン大賞写真部門で「とても美しい雑誌」として第3位に選出されたのです。 [ 続きを読む ]
2001年
『スノードロップが大人気に』春まだ浅いうちに純白の小さな花を咲かせるスノードロップは、まるで早春の妖精のようで、いま大人気です。 [ 続きを読む ]
2002年
『No.21冬号 BISESが伝えたかったことの集大成』連載「チャールズ皇太子の庭から」は読者の間に大きな反響を呼び起こした。 [ 続きを読む ]