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2010年04月15日
朝日新聞 編集者発 隔月刊・BISES「エコの先端を走るバラ」

完全無農薬で美しいバラを咲かせられることを実証した人がいる。「バラ界のファーブル先生」の名で知られる福岡県久留米市の内科医、真島康雄さん(59)である。
いまから15年ほど前までは、バラは化学農薬を使わなければ育てられないものと、固く信じられていた。それにあえて逆らい、「ビズ」がバラの無農薬栽培の特集を組んだのは1995年。反響は予想以上に大きかった。無農薬など論外という猛反発ももちろんあったが、共感の声がそれを圧倒してしまった。

ところで、バラにはモダンローズとオールドローズという二つの大きな系統がある。無農薬で栽培できることがわかると、それと同時に一大ムーブメントを巻き起こしたのが、雅びで清楚な雰囲気のオールドローズだった。それまでは派手で華やかなモダンの陰に隠れて忘れられていたのだが、自然回帰の流れの中で、たおやかさと香りのよさが見直され、特に女性ファンが急増したのである。

栽培法の研究も熱心に行われ、やがて得たのは土づくりをしっかりやれば病虫害に強いバラが育つという結論。そして発見されたのが馬糞堆肥の効能。今でも土づくりには馬糞堆肥が一番ということになっているようだ。
こうした中、登場したのが真島さんだ。医師という科学系の人だけに、バラに集まる害虫と益虫の生態を10年かけて観察。害虫は農薬など使わず、目を鍛え、手で捕獲するのが最良という極めてシンプルな方法にたどり着いた。
バラから始まった無農薬栽培は、いまやガーデニング全体に広がっている。バラはエコの先端を走る植物なのだ。
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